Love Your Enemy tee
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渋谷のハチ公前で行われていたプロテストレイヴに行ってきた。
イスラエル軍は依然としてガザへの侵攻をやめていない。私はそれにどう怒ったら良いのかわからなかった。それを探るために行った。
「敵を愛せ」というスローガンをTシャツに携えようと思ったとき、私はとある隣人に相当する人間を憎んでいた。
それでも、やはり敵のことは愛さないといけないと思った。松本大洋の漫画「ピンポン」で主人公・ペコが、宿敵・ドラゴンに対し、「愛してんぜ、ドラゴン」というセリフのように、自分と戦う相手に対し、そういった態度でいることを是とすべきだ、と強く思っていた。
しかし今日のプロテストレイヴではどうだっただろう。私はわたしの怒りの在り処がわからなくなった。
戦争は、人種差別は、ホモフォビアは、敵なのだろうか。
疑念がずっと渦巻いていた。
壇上で強い言葉を吐く人たちにアジテーションされている自分もいた。
しかしそれより強く怒りを抱いたのは、その場にいた、盛り上がり、踊るだけの人間たちだった。
シュプレヒコールではなく、スピーチの段になると、「もういいよ〜〜」と笑い、ただ大声を上げているだけの人間に、私は苛烈に怒っていた。
帰りの電車で気づいた。彼らは私なのだ。あるいは、私達なのだ。
無自覚に差別をし、女性を見下し、ただ自分たちの楽しさ、居心地の良さに甘んじようとしている私を、私は彼らの中に見て、そして猛烈に苛立ったのだ。
敵とは、彼ら=私達なのだ。どれだけデモに行っても、声を上げても、それが「行動している」だけということに格落ちしてしまうことを避け、デモに行かなかった私への怒りだったのだ。
しかし声を上げることは、私にもできる。私の敵が私であるかぎり、愛はどこにも届かない。
だから私は、敵を愛したい。敵を愛し、敵と連帯し、行動をしたい。私は、昨日までの何もしなかった自分を愛したい。
そのうえで、ホモソーシャルに、同性愛差別に、戦争に、抗いたい。戦うことと、抗うことと、敵と、……そのすべては、言葉によって分節されている。
嫌いな人間と肩を組めない限り、世界は変わらない。
だからWhite Out Bike Studioのテーマはこれだ。敵を愛せ、Love Your Enemy。
革命は、自分と手を組まない限り起こらない。
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6.1オンスの厚手、MADE IN USAのBAYSIDEのボディを採用。ガシガシ着倒せます。
(在庫ない場合、同等品にて制作を進めます。)
モデル着用サイズ…XL
モデル身長…177
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